小畑会計の相続ブログ

2013年6月 3日 月曜日

相続税が変わります!

こんにちは、浜松市浜北区の税理士 五日市一弥 です。



私たちの事務所は、通行量の多い通りに面しており、かつ、私鉄の駅前にあるものですから、たまに飛び込みのお客様がいらっしゃいます。


先日も『相続について話を聞きたいのだが』と、会社帰り寄ってくださったお客様がいらっしゃいました。

相談のきっかけは法改正のニュースをテレビで聞いたこと、だそうで、内容は都内の実家に住むお父さんの相続についてでした。

そのお父さんの所有財産は60坪ほどの自宅の敷地と建物、それと預貯金という内容でした。
お話の内容から簡単に評価額を出してみると、現時点の相続税法であれば税金の心配は要らないくらいの金額になりました。

しかしこのお客様が心配していたように、平成27年以後の相続となった場合には、相続税の申告と納税が必要になる計算となりました。


ちなみにその法改正の内容は、基礎控除額が下がるというものです。具体的な計算は下記のとおりですが、要するに、

【この金額以下なら相続税は払わなくていいよ】という金額が引き下げられる
⇒ 相続税の申告や納税が必要な人が増える(=増税になる)というものです。


     【変更前】5,000万円+法定相続人の数×1,000万円
           (相続人が3人いれば、8,000万円)
               ↓
     【変更後】3,000万円+法定相続人の数×600万円
           (相続人が3人いれば、4,800万円)



概算の納税額を計算したところ、お父さんの預貯金で十分に賄える金額となりましたが、そのお客様は、

『そんなにかかるのか・・・』

とかなり驚いた様子。


これまで私は、このブログやセミナー等で相続税の節税よりも、"争族"(相続がきっかけで家族同士で争うこと)にならないことを優先して、揉めないようにして欲しいと言って来ました。

しかし、今まで申告も納税も全く関係なかった人にとっては、新たに発生する納税の負担感はとても重いものなので、それを踏まえて考えるよう今後注意しなければ、とこのとき感じました。


相手の常識に寄り添って物事を考えるようにしなければいけませんね。











投稿者 小畑裕之税理士事務所